新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がヨーロッパで急速に拡大していることを受け、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は15日から、英国、フランス、ドイツの3か国からベトナムまでを結ぶ路線について規制を強化している。
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HVNは、ベトナムへの入国条件および健康条件をクリアした乗客のみにサービスを提供することとし、搭乗手続きの際に口頭での健康確認や体温測定を独自に行う。また、乗客全員が機内でマスクと手袋を着用しなければならない。機内食はドライフードと飲料に限定する。
同3か国からの航空機は、本来の目的地ではなく、当局が指定した空港に着陸する。乗客は着陸後に隔離措置を受けなければならない。
新型コロナウイルス流行国からの航空機は、◇バンドン国際空港(東北部地方クアンニン省)、◇フーカット空港(南中部沿岸地方ビンディン省)、◇カントー国際空港(南部メコンデルタ地方カントー市)のいずれかに着陸することになっている。
なお、ベトナム政府は3月15日正午から30日間(4月14日まで)、シェンゲン圏(ヨーロッパ26か国)もしくは英国から来た、またはベトナム到着日から過去14日以内に該当国を通過した観光客(留学生、親族訪問者を含む)に対し、ベトナムへの入国を一時停止している。