北中部地方ゲアン省警察はこのほど、公安省刑事警察局と協力して、中国へのベトナム人女性人身売買ルートを摘発した。逮捕された仲介役の女のうち1人は、かつて人身売買で中国に売り飛ばされた元被害者とみられる。
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逮捕されたのは、いずれもゲアン省出身のグエン・ティ・ティエン容疑者(女・20歳)とファム・ティ・メン容疑者(女・27歳)の2人。警察は11月29日にベトナム人女性2人を騙して中国に連れて行く途中のティエン容疑者を逮捕。その後の供述で共犯者の存在が浮上し、メン容疑者を逮捕した。
ティエン容疑者は、取り調べに対して、自身も人身売買の被害者だったと供述しており、帰国後にメン容疑者と共謀して、違法人身売買を計画したという。両容疑者は、4年前にも3人のベトナム人女性を中国に売り飛ばしたと語っており、警察は余罪について追及している。