南中部沿岸地方ニントゥアン省ニンソン郡(huyen Ninh Son)人民委員会は3日、同郡タンソン町(thi tran Tan Son)にある養豚農家でアフリカ豚コレラ(ASF)の感染が確認されたと発表した。
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ASFは2月中旬にベトナム国内で最初の感染が確認されて以降、全国で猛威を振るっている。ニントゥアン省はこれまで全国63省・市の中で唯一ASFの感染が確認されていなかったが、これによりベトナムの全ての省・市にASFの感染が拡大したことになる。
地元当局は、ASFに感染した豚の殺処分や養豚施設周辺の消毒を行うほか、ASFの感染が確認された地域周辺のルートに検査所を設置している。
なお、ニントゥアン省では、養豚場および小規模な養豚農家1万世帯で約10万頭の豚が飼育されている。このうち養豚場での飼育が約53%を占める。