9月から始まる新学期に向けて、子供用に全地球測位システム(GPS)やセーフティゾーン警告付きのスマートウォッチを買い求める保護者が増えている。この流れを受けて、市場ではあらゆる種類のスマートウォッチが販売されているが、なかには粗悪品もあるため購入時には慎重に精査する必要がありそうだ。
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ハノイ市の女性は、子供が新しい環境に慣れるかどうかや、幼子のことを教師に全面的に任せることに不安を感じ、夫と相談して子供向けのスマートウォッチを購入することにした。
しかし、いざインターネットで検索すると無数の種類のスマートウォッチがあり、夫妻はどれを買うか決めかねている。中国製は多機能が搭載されており、ベトナム製は機能が少ないが保証がしっかりとしていて、価格は中国製もベトナム製も同じだという。
紅河デルタ地方ハナム省の女性は、子供を危険から守るため、GPS付きのベトナム製スマートウォッチを購入した。当初はカメラのほか、母親が電話をかけた際に子供が受けなくても子供の周囲の音を音声として母親がリアルタイムで聞ける機能が付いた中国製の商品を検討していた。ところがその商品について、機能が多すぎるために壊れやすいという口コミを知り、機能が少ないベトナム製に決めた。
市場で販売されているスマートウォッチの価格はGPSや電話、メッセージ、録音、警告アラーム、3か月間の行程監視、スケジュールアラーム、マナーモードなどの機能が付いた商品で60万~140万VND(約2800~6500円)。さらにビデオ通話や防水、Wi-fi、第4世代移動通信システム(4G)、遠隔操作写真撮影などの機能が搭載された商品では300万~400万VND(約1万4000~1万8600円)するものもあるが、製造元は明らかでないものも多い。
あるGPS付きスマートウォッチの関係者によると、例年新学期には発注が増えるが、今年はハノイ市でインターナショナルスクールの送迎バスに1年生の男子児童が置き去りにされ死亡する事故が発生した6日以降、特に注文が急増しているという。