ホーチミン市(TP. Ho Chi Minh)を訪れていた日本人男性(83歳)が、シクロでぼったくり被害に遭ったことが分かった。
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男性によると、3日午前6時頃、宿泊していた同市1区トンドゥックタン通り(duong Ton Duc Thang, quan 1, TP. Ho Chi Minh)のリバティーセントラル・サイゴンリバーサイドホテル(Liberty Central Saigon Riverside Hotel)から散歩に出かけると、シクロの運転手が話しかけながら後を付いてきた。ベンタイン市場近くまで行くと、運転手がしきりに帰りはシクロに乗るよう誘うので同意した。
男性は親切なシクロ運転手だと感じ、5分ほどの乗車に対しお礼を含めて50万VND(約2310円)を渡そうとした。ところが運転手が不満を示したため、男性が財布から紙幣を取り出そうとしたところ、運転手は男性の財布に手を突っ込み中にあった全ての紙幣、290万VND(約1万3400円)を奪って逃走した。男性は、乗る前に値段を聞かなかった自分のミスだったと認めている。
事件の通報を受けたホーチミン市観光局は、同局と交通運輸局の査察部に事件を調査して、被害者に弁償するよう指示。市公安には、運転手を特定し処分するよう捜査を依頼する方針だ。ネット上では、「ぼったくりではなく強盗だ」と非難する声が多い。