コンピューター用のセキュリティ関連製品の開発・販売を手掛けるトレンドマイクロ(Trend Micro)の統計によると、2019年1-3月期におけるベトナムでのメールを介したマルウェア(不正プログラム)攻撃件数は1億7000万件となっており、インドネシアの2億2100万件に次いで、東南アジアで2番目に多かった。
このうち、身代金要求型ウイルス(ランサムウエア=Ransomware)の攻撃件数では、ベトナムがインドネシアとフィリピンを上回っており、東南アジアで最も多かった。
このほか、インターネットバンクを狙った「バンキング・マルウエア(Banking Malware)」は1989種類に上り、タイとマレーシアに次ぐ3番目の多さ。マクロ型不正プログラム「マクロ・マルウエア(Macro Malware)」は1020種類で、こちらは域内最多だった。