メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島のリゾート「ラディソン・ブル・リゾート・フーコック(Radisson Blu Resort Phu Quoc)」は、国際ホテルチェーンとしてベトナム国内で初めて、プラスチック製ストローの代替となる竹製ストローの使用に向けて竹を植樹した。
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竹の植樹は、電気自動車の使用や石鹸の再利用など同ホテルチェーンで展開されている環境活動「ブルー・ゴーズ・グリーン(Blue goes green)」の一環として行われている。同ホテルは、竹の植栽で長年の経験を有する地場企業のバンブー・ステップ(Bamboo Step)と連携し、ホテルの敷地4m2に竹50株を植樹した。1年後には面積が倍に拡大され、700~1000本のストローが作られる見通し。
竹製ストロー用に竹を植栽することについて、同ホテルの総支配人マルコ・ジャンセン氏は「私たちは2018年8月にホテルをオープンした当初からプラスチック製ストローに『ノー/NO』と言ってきた。フーコック島の環境改善は注目を集めている課題であり、私たちは国際基準のホテルチェーンとして初めて竹を植栽・収穫し、利用客に竹製のストローを提供する」とホテルの方針を述べた。
昨今ではホテルやリゾート施設、飲食店の業界で、電気自動車(EV)や電動自転車の使用、ごみの削減や分別など環境保護活動が活発化している。2月にはメコンデルタ地方ドンタップ省サデック市のフンハウ食品有限会社が、プラスチック製のストローに代替する米粉製のストローを生産していることが報道され、注目を集めた。