オグルヴィ・アンド・メイザー(Ogilvy & Mather)のベトナム現地法人T&Aオグルヴィ(T&A Ogilvy)によるベトナム初のコンテンツスタジオ「オグルヴィ・コンテンツ・スタジオ(Ogilvy Content Studio)」が15日、ホーチミン市バーソン地区のザ・センス・バイ・アルファ・キング(The Sense by Alpha King)でお披露目された。
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オグルヴィ・コンテンツ・スタジオは、広告制作業界をリードするオグルヴィの経験豊富でトレンドに敏感なクリエイターたちが新たなコンテンツソリューションを市場に提供する場として開設された。
会場では「宇宙の果て」をテーマに、麦芽飲料のミロ(Milo)やシャンプーのクリア(Clear)、柔軟剤のコンフォート(Comfort)など2018年に国内の様々なブランドの宣伝広告に寄与した100以上のコンテンツが展示された。
会場の一番手前に展示された視覚アーティストのトゥン・モンキーさんとオグルヴィのクリエイターのカンター・ミルワード・ブラウンさんの共作「ザ・ビック・データ・バング」は来場客を圧倒させた。同コンテンツは6つの健康産業測定報告からデータを抽出して、オグルヴィがそれらを視覚言語に変換したもの。そのなかで、色調は各業界への影響の特性を表現した。会場には展示コンテンツのほか参加型コンテンツもあり、来場者は宇宙旅行者になりきり宇宙服を着て写真撮影ができるブースも設けられた。
T&Aオグルヴィのグエン・ジエウ・カム社長はお披露目式で、「コンテンツで最も大切なことは、内容の質、消費者の立場に身を置いて彼らの声を聞き、望みや気持ちを汲み取ること、そしてコンテンツの内容とトレンドにクリエイティブな互換性を持たせること。そうすることで、オグルヴィが船となり、ブランドを消費者により近い場所へ運ぶことができる」とコメントした。