ホーチミン市では毎年テト(旧正月)前に、空港や鉄道の駅が大勢の人でごった返す光景が繰り返される。今年もその時期を迎えている。
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1月28日昼頃、タンソンニャット国際空港の国際線ターミナルの到着ロビーは、外国から帰国する家族を出迎える人達で埋め尽くされていた。
東南部地方バリア・ブンタウ省に住むホアイさんは、幼児2人を含む家族6人でレンタカーを借り、米国から帰国する家族を出迎えに来た。到着予定は午前11時15分だが、10時前から待ち正午になってもまだ会えず、疲れた様子だった。
国内線ターミナルは、テトを故郷で迎えようとする人達で出発ロビーが大混雑。預け荷物の手続きで、チェックインカウンターには長い行列ができていた。各航空会社はテト前後の1か月、便数を増やして対応している。
南北統一鉄道のサイゴン駅も、列車を待つ人であふれていた。ただでさえ混雑する時期だが、今年は1月27日に南中部沿岸地方ビントゥアン省で脱線事故が発生。同日の夕方には復旧したが、事故の影響が残り、28日にも多くの列車の出発が遅れていた。