台湾でベトナム人観光客152人が行方をくらました事件で、台湾当局は7日までに52人を発見したことを明らかにした。52人のうち28人は自ら出頭した。
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52人のほか、3人が台湾到着後に自発的に同国を出国し、1人が当局と連絡を取っているが、残る96人については未だ行方がわからないままとなっている。
同国当局は8日、台中市梧棲区にあるビルで、逃亡したベトナム人観光客4人とベトナム人不法滞在者3人を発見し、全員の身柄を拘束した。不法滞在者1人は発見時に冷蔵庫の中に隠れていた。
冷蔵庫に隠れていたこの男は、車を手配して観光客4人の逃亡を支援した疑いが持たれている。
同国当局は、台湾の工場などで働く低賃金の労働者を供給する目的の組織的な人身売買と見て、捜査を進めている。