台湾でベトナム人観光客152人が行方をくらました事件で、152人中3人が既に台湾を出国し、1人が当局と連絡を取っているため、実際に行方がわからなくなった人数は148人だったことが確認された。
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さらに、台湾出入国管理機関は26日、148人中3人をそれぞれ別々の場所で特定し、身柄を拘束した。
ホーチミン市観光局は、ベトナム人観光客らのビザを直接申請した同市の旅行会社インターナショナル・ホリデーズ・トレーディング・トラベル(International Holidays Trading Travel)の国際旅行事業ライセンスを一時回収した。
同局によると、同社はベトナム人らを受け入れた台湾の旅行会社ETホリデー(ETholiday)の紹介のもと、ツインブライト(Twin Bright、ハノイ市)とゴールデントラベル(Golden Travel Trade & Tourism、同)の旅行会社2社が集めた観光客のために電子ビザを申請した。ただし、同2社からサービス料金の支払いを受けていないという。
台湾はベトナム人観光客の誘致を目的として、「指定された台湾の旅行会社が受け入れること」など一定の条件を満たしたベトナム人に対して、財務能力を証明する書類の提出が求められない電子ビザを適用しているが、今回の事件を受けて、同国当局は同措置を見直す方針を示している。