国際医療福祉大学(栃木県大田原市)とホーチミン市のチョーライ病院の共同運営による「人間ドック健診センター(HECI)」の開所式が14日に行われた。日越外交関係樹立45周年記念事業の一つで、開所式にはチュオン・ホア・ビン副首相や梅田邦夫駐ベトナム日本国特命全権大使、河上淳一在ホーチミン日本国総領事らが参加した。
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HECIは、高品質の人間ドックを提供し、全般的な健康診断の需要に応えることを狙いとする。総床面積は3188m2で、現代的な医療設備と専門医のチームが揃っており、国際基準の健診センターとなることを目指す。ホーチミン市や南部各省・市の地元住民やベトナム在住外国人を主なターゲットとしている。
HECIの特長は、遠隔診断システムを通して日本の専門医がバックアップする体制を取ることで、MRIやCTスキャナー、病理検査などの結果を診断する際に、日本の医師らが別に診断することができる。
グエン・ベト・ティエン保健次官は、日本の協力を評価し、日本に対し引き続き同様のHECIを国内各地に建設するための支援を希望した。