東南部地方ビンフオック省チョンタイン郡ミンフン村で2015年7月に発生した一家6人惨殺事件で、強盗殺人罪により死刑判決を言い渡されたブー・バン・ティエン死刑囚(男・26歳)の死刑が20日に執行された。
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ティエン死刑囚は同日未明に最後の朝食を提供されたが、それを断った。コーヒーを飲んで家族への手紙を書いた後、ビンフオック省の刑務所へ身柄を移され、致死量の薬物を注射する薬殺刑が執行された。
これに先立ち、ティエン死刑囚の母親はチャン・ダイ・クアン国家主席に恩赦を懇願したが、複数人の殺害や残忍な手口など非常に深刻な事件だったため、却下された。
同事件で同じく強盗殺人罪により死刑判決を言い渡された主犯格のグエン・ハイ・ズオン死刑囚は、2017年11月に死刑が執行された。同じく強盗殺人罪で禁固16年の判決を言い渡されたチャン・バン・トアイ被告は服役中だ。
この事件は、ズオン死刑囚とティエン死刑囚の2人が、木材加工会社を営むレ・バン・ミーさん(男性・当時48歳)の自宅に侵入し、一家6人を刃物で惨殺したというもの。トアイ被告はズオン死刑囚らに凶器の購入ルートや使い方を教えていた。