東南部ビンフオック省チョンタイン郡ミンフン村で7月に発生した一家6人惨殺事件で、17日に行われた第1審で強盗殺人罪により死刑判決を言い渡されたブー・バン・ティエン被告(男・24歳)が、量刑が重過ぎるとして控訴し減刑を求めている。
(C) vnexpress, (左から)ティエン被告、ズオン被告、トアイ被告 |
ティエン被告は、被害者を取り押さえたり手足を縛ったりして主犯格のグエン・ハイ・ズオン被告(男・24歳)の犯行を補助したことを認めている。しかし、弁護人は、ティエン被告がズオン被告の犯行を補助したのはズオン被告に脅迫されたためで、ティエン被告は犯行を阻止しようとしたとして、ティエン被告の減刑を主張している。
同じく強盗殺人罪で禁固16年の判決を言い渡されたチャン・バン・トアイ被告(男・27歳)も、控訴し減刑を求めている。トアイ被告は、ズオン被告に凶器の購入ルートや使い方を教えたことを認める一方で、計画そのものには関わっていないと主張している。
主犯格で死刑を言い渡されたズオン被告は現在のところ控訴する予定はない。なお、現行規定によると、有罪判決を言い渡された被告は判決が下されてから15日以内に控訴することができる。
この事件は、ズオン被告とティエン被告の2人が、木材加工会社を営むレ・バン・ミーさん(男性・当時48歳)の自宅に侵入し、一家6人を刃物で惨殺したというもの。ミーさんと妻、娘、息子、姪、甥の計6人が別々の部屋で殺害されたが、当時1歳半だった末娘だけは無傷だった。