ホーチミン市情報通信局によると、同市は2020年までに全ての行政手続きのオンライン化をレベル3(オンラインで入力フォームに記入)またはレベル4(オンラインで手数料を決済、審査結果の受け取りは郵便またはネット上)で実施することを目指している。
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オンライン公共サービスの対象は約2000項目あり、これまでに716(レベル3は604、レベル4は112)がオンライン化されている。レベル4のオンライン公共サービスを利用する場合はデジタル署名が必要となるため、企業の利用が多い。
保健局と計画投資局は、レベル4のオンライン公共サービスを2018年第2四半期に正式に開始するため、現在試験的に実施している。市内の全ての区と郡も、第2四半期に土地関連書類を電子管理するワンストップシステムの運用を開始する予定だ。
ホーチミン市人民委員会は、行政手続きの簡素化やIT化を行政改革の柱に据えており、2017年には約1兆2000億VND(約58億5000万円)を拠出。2018~2020年には引き続き約2兆7000億VND(約132億円)を投じる予定だ。市は2018年の目標として、◇行政手続きについての市民や企業の満足度を80%以上に、◇レベル4のオンライン公共サービスを全体の3割に、◇オンラインでの企業登録や認可を50%以上に、◇オンラインでの投資認可を10%にすることなどを挙げている。