ベトナム共産党中央検査委員会は17日に会議を開き、台湾プラスチックグループ(フォルモサ・プラスチック・グループ=Formosa Plastics Group)傘下のフォルモサ・ハティン・スチール(Formosa Ha Tinh Steel Corporation=FHS)が2016年4月に北中部地方沿岸一帯で引き起こした魚の大量死事故に関連して、北中部地方ハティン省や資源環境省の幹部らに違反行為や欠点があったことを認める結論を出した。
それによると、ハティン省人民委員会の党幹事委員会(2004~2011年期及び2011~2016年期)は、FHS案件の実施過程で指導や監督を怠り、審査・承認・管理における違反を引き起こしたとし、2011~2016年期の同省党委員会副書記兼党幹事委員会書記兼党人民委主席及び2008~2010年期の省人民委副主席兼ブンアン経済区管理委員会委員長を務めたボー・キム・ク氏と、2010~2016年期ブンアン経済区管理委員会委員長のホー・アイン・トゥアン氏に重大な責任があるとした。
中央検査委員会はまた、資源環境省の党幹事委員会(2008~2016年期)にも同様の違反行為があったことを認定し、元党中央委員兼元党幹事委員会書記兼元資源環境相のグエン・ミン・クアン氏、元党幹事委員兼元資源環境次官兼元環境総局長のブイ・カック・トゥエン氏、元党幹事委員兼元資源環境次官のグエン・タイ・ライ氏に重大な責任があるとした。