日本人2人のゴールド無申告持ち出し事件、密輸容疑で起訴

2017/02/13 05:18 JST配信

 ハノイ市ノイバイ国際空港で2016年8月3日に日本人の男1人がゴールドの彫像7体を無申告で持ち出そうとした事件で、同市人民検察院は警察から移管された捜査書類の審査を経て、刑事法第153条に準拠し同事件に関わった日本人の男2人を起訴した。2人は密輸の容疑で近く裁判を受ける。

 起訴状によると、K・T容疑者(男・34歳、日本国籍、群馬県在住)が日本航空(JAL)のJL752便で成田へ向かう際に手荷物の中から銀色の彫像7体が見つかった。鑑定の結果、彫像7体は金含有量99.99%の純金だったことが確認された。重さは7kg近くに上り、金額にして約67億VND(約3300万円)に相当する。本人はゴールドだと認めたが、出所を示す書類を提出できなかった。

 同容疑者とI・M容疑者(男・45歳、日本国籍、群馬県在住)の2人は2016年7月、ベトナムから日本にゴールドを持ち帰って売りさばくことを企み、日本に住むベトナム人の知人から紅河デルタ地方バクニン省バクニン市ティエンアン街区ゴーザートゥ通りにある宝飾店を紹介された。2人は同店に彫像の製造を依頼したという。

 密輸に成功すれば8万円の報酬を受け取ることを約束され、I容疑者から現金3230万円を預かったK容疑者は2016年8月2日にベトナムへ入国。同店に彫像の支払いをし、銀メッキで加工された純金の彫像7体を受け取ったが、翌3日にノイバイ国際空港から帰国しようとしたところで発見された。また、I容疑者は同年8月4日、40万円を用意しベトナムに入国。押収された彫像7体を引き取ろうとしたが、御用となった。

[Bnews, 12:58 08/02/2017, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市ノイバイ国際空港で2016年8月3日に日本人の男がゴールドの彫像7体を無申告で持ち出そうとした...

新着ニュース一覧

 28日に大地震に見舞われたミャンマーを支援すべく、ベトナムは同国に30万USD(約4500万円)を緊急援助す...
 28日午後にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の大地震の影響で、震源から2000km以上も離れた...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市人民委員会は26日、都市鉄道(メトロ)ネットワークの整備に向けた特別制度や政策の試験導入...
 ホーチミン市フーニュアン区のファンシックロン(Phan Xich Long)通りの周辺には、全長1kmにも満たない1...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線有限会社(HURC1)は27日、同市人民委員会傘下の小売大手サイゴン商業...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)はこのほど、新会社「ベトテルカスタマーサービス(Vi...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ルオン・クオン国家主席の招きにより、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領が3月27...
 株式会社モニタス(東京都港区)は、ベトナムの決済アプリ「モモ(MoMo)」を運営するオンラインモバイルサ...
 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は27日、南中部沿岸
 東南部地方ビンズオン省人民委員会傘下の工業団地開発大手ベカメックスIDC[BC
 台湾の大手PCメーカーであるエイスース(ASUS)はこのほど、ハノイ市ドンダー区サーダン(Xa Dan)通り161...
トップページに戻る