西北部地方イエンバイ省共産党委員会庁舎で8月に同省党委書記及び人民評議会議長の2人が射殺された事件で、同省警察は26日に記者会見を開き、「政治的な背景はなく、容疑者が人事を不服として殺害に至った」との結論を正式に発表した。
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2人を殺害したのは農業農村開発省森林警備隊イエンバイ省森林警備支局長のドー・クオン・ミン容疑者(男・当時53歳)。ミン容疑者は2人を撃った後、頭を撃って自殺した。
殺害されたのは、ファム・ズイ・クオン党委書記(男性・当時58歳)及びゴ・ゴック・トゥアン人民評議会議長兼党委人事部長(男性・当時52歳)の2人。ミン容疑者は同日に開幕予定だった同省人民評議会定例会議の直前、まずクオン書記を、続けてトゥアン議長をそれぞれの事務室で射殺した。犯行に使われた拳銃は、同省森林警備支局からミン容疑者に合法的に支給されたものだった。
なお、同省警察は唯一の容疑者が死亡したため、同事件の捜査を停止したことを明らかにした。