駐カンボジア・ベトナム大使館は6日、カンボジアの首都プノンペン北部に位置するコンポンチュナン州ベトナム系カンボジア人協会と協力し、同州バリボー郡のトンレサップ湖で越僑(在外ベトナム人)向けの水上学校を開校した。
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同校は、同州北部に接するトンレサップ湖周辺に住む600世帯余りの越僑の子供約200人のために、ホーチミン市当局及び駐カンボジア・ベトナム大使館が資金を支援して建設されたもの。資金は3万6000USD(約410万円)。
開校を記念して、同大使館はベトナム企業に寄付を呼びかけ、同地域に住む越僑の子供たちに240点の書籍や学用品を贈った。
トンレサップ湖は、水上生活者の数で世界最大規模を誇る。中でもコンポンチュナン州は、カンボジアで最も多く越僑が居住している地域で、1万人余りが生活している。大半の世帯が貧困層で、カンボジア国籍も有しておらず、漁獲で生計を立てている。