ハノイ市で15日、フン王文化発展研究センター(Trung tam Nghien cuu va Phat trien van hoa Hung Vuong)の開設が発表された。22日から正式に活動を開始する。
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同センターは、ベトナムの建国に尽力したとされる伝説上の歴代王「フン王(雄王)」たちの時代の文化発展や有形・無形遺産に関する研究を行う。同センターの活動は、歴史と伝統の教育や愛国心の振起に貢献すると期待されている。
同センターは、メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島及び南中部沿岸地方カインホア省チュオンサ島にフン寺とフン王塔を建設する計画だ。
東北部地方フート省ベトチー市のフン寺歴史遺跡地区と同省の各街区・村では、毎年旧暦3月10日のフン王の命日に合わせて「フン王祭り」が開催される。これは、フン王たちの功績を称える伝統的な祭りで、国内最大規模。また、フン王の命日は2007年よりベトナムの祝日となっている。
フン王については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「国の礎を築いたフン王の伝説~旧暦3月10日はフン王命日~」を参照。