カンボジア当局は2016年年初から3月中旬までに21か国の不法滞在者1372人を強制送還し、その8割に当たる1069人がベトナム人だったことが同国メディアの報道で明らかになった。
カンボジアでは、特定のケースに限り外国人も身分登録簿に登録することができるが、一部の地方当局は、不法滞在の外国人に対しても出生届や身分証明書、戸籍謄本などを発給しているのが現状だ。
これを受けて、カンボジア当局は、移民の管理及び不法滞在の取り締まりを強化し、不法滞在の合法化を支援した者に対して行政処分を科す方針だという。