ホーチミン市栄養センターの調査によると、同市に居住する児童の肥満や過体重の割合が急増している。具体的な割合は、◇5歳未満の児童:21.9%、◇小学生:51.8%、◇中学生:33.5%、◇高校生:19.5%。男女別に見ると、男子の48.9%、女子の33.8%が肥満か過体重だという。
2009~2014年の5年間で、児童の肥満や過体重の割合が18.6%から41.1%に急増しており、この増加率は憂慮すべきレベルにある。また、肥満や過体重の増加に伴い、児童の高血圧症も増えているという。
同センターのドー・ティ・ゴック・ジエップ医師は、肥満や過体重が急増している原因について、栄養及び運動に関する知識不足や、ファストフードの浸透による食生活の変化、運動不足、スマートフォンの多用などを指摘している。