清涼飲料水の年間消費量が急増、国民1人当たり44L

2018/06/25 04:01 ICT配信

 保健省は22日、清涼飲料水の消費を管理することを目的とした世界保健機関(WHO)の新たな提唱を発表した。ベトナムでは国民1人当たりの清涼飲料水の年間消費量が、2000年の6Lから2016年には44Lへと急増している。

 市場調査会社ユーロモニター・インターナショナル(Euromonitor International)の調査報告によれば、ベトナムにおける2016年の清涼飲料水の消費量は40億Lだった。種類別ではお茶飲料が年間20億Lと最も多く、次いで炭酸飲料が1億L超、スポーツドリンク、エナジードリンク、フルーツジュースが続く。

 中でも炭酸飲料の消費増加が著しく、2010年の6億Lから2014年には8億Lに増加し、年間成長率は+9.2%。WTOが全国で実施した学生の健康についての調査結果によると、直近30日間に清涼飲料水をよく飲んだと答えた学生は31%だった。

 2018年には国内の清涼飲料水の消費量は50億Lを超え、2025年には110億Lに達すると予測されている。これに伴い、国内の砂糖消費および生産も年間+30~40%増加しており、消費量が生産量を上回っているという。

 同省保健予防局のチュオン・ディン・バック副局長は、子供や若年層は清涼飲料水を好むため、過体重や肥満、高血圧、骨粗鬆症などに罹患する危険性に晒されていると指摘する。ベトナムでは過体重や肥満の割合も急増しており、成人人口の25%が肥満とされている。直近15年間で、5歳未満の子供の肥満率は0.6%から5.3%に増加しており、特にハノイ市やホーチミン市の2大都市で顕著だ。

 WTOが推奨する成人1日当たりの遊離糖(単糖、二糖、ハチミツ中の天然糖、フルーツジュースなどを含む)摂取量は25gだが、清涼飲料水1本あたりに含まれる遊離糖は36g。ベトナム人1日当たりの遊離糖摂取量は約46.6gでWTO推奨量の倍近くを摂取していることになる。

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