ホーチミン市がん協会のグエン・チャン・フン会長によると、ベトナムは非感染症疾患患者の増加に直面している。2012年の統計では、約52万人の病死者のうち73%ががん、心臓病、慢性肺疾患、糖尿病などの非感染症疾患だった。
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ベトナムの2010年のがん罹患数は12万6307例(うち女性が約5万4000例、男性が約7万2000例)だったが、2020年には20万例近くまで増加すると予測されている。20万例のうち男性は約10万1000例で、肺がん、胃がん、肝臓がん、大腸がん、食道がん、咽喉がん、リンパ節がん、血液がん、前立腺がんの順で多く、女性は約8万3000例で、乳がん、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、甲状腺がん、卵巣がんの順で多くなるとみられている。
がんに関して正しく理解している人の割合は、今でも非常に低い。最近行われた12省・市での調査結果によると、「がんは不治の病で、早期発見しても助からない」と考えている人が67.2%を占めた。また、「手術をするとがんの転移が早まって死亡も早まる」と考えている人も35.8%いた。ベトナムは、がんの正しい知識の普及率を2020年までに70%に引き上げることを目標に掲げている。