ハノイ市ナムトゥーリエム区の国家会議センター隣接地に建設されたハノイ博物館は、タンロン・ハノイ建都1000年記念事業として2010年10月に仮オープンしたが、5年経った今なお正式オープンしておらず、来館者数は年々減少しているという。ハノイ市文化局が25日、同博物館の現状を明らかにした。
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統計によると、来館者数は2010年の31万人から2014年には11万人へと大きく減少した。同博物館のグエン・ティエン・ダー館長は、「展示物が少なく、来館者を誘致することができないでいる」と指摘。
同博物館が現在までに購入した収蔵品の総額は、わずか6100万VND(約32万4500円)に留まっている。また、仮オープン以来、入館料は徴収しておらず、正式にオープンしてから徴収を開始するという。
同博物館は地上4階・地下2階建てで、総床面積3万m2。最上階の4階部分が最も広い逆ピラミッド型の建物で、国内最大規模の博物館とされている。投資総額は1兆6970億VND(約90億円)。