1日から4日まで、全国で高校卒業・大学入学統一試験が実施される。ホーチミン市内のバスターミナルや大学付近などは、地方から出てきた受験生やボランティアの姿で賑わっている。
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同市学生支援センターによると、同市における今年の受験者数は約15万8000人で、このうち約7万人が地方出身だという。同センターは、市内の大学・短大に在学する学生を総動員し、地方出身の受験生の支援に当たっている。
ボランティアの学生らは、バスターミナルで地方から来た受験生を待ち、寮や安い宿泊施設の紹介、受験会場への道案内などを行うほか、無料バイクタクシーサービスも提供。一部の寺院や教会、一般の民家も、無料で宿泊先を提供している。
高校卒業試験及び大学入学試験は、今年から一つの試験に統一された。必須科目と選択科目があり、受験生は最低4科目の試験が義務付けられる。このうち数学、ベトナム語、外国語は必須科目で、残る1科目は物理・化学・生物・歴史・地理から選択する。
大学入学試験は、受験した科目の中から大学が求める科目の結果を提出するだけでよい。これにより、受験生は自分の試験結果を知ってから自分の能力に合った大学を選べることになり、試験を受け直す負担や不合格のリスクを軽減できると期待されている。