FPT証券(FPT Securities)が発表したベトナムの不動産に関する研究レポートによると、ベトナムの都市数は2025年までに1000か所に拡大する見通しだという。特にホーチミン市は2030年までに、ベトナムで初めての人口1000万人以上のメガシティとなる。
2020年まで、及び2025年までの国家都市開発プログラムについて定めた決定第445号/2009/QD-TTg及び決定第1659号/2012/QD-TTgによると、今後はホーチミン市のほか、◇ハノイ市、◇紅河デルタ地方ハイフォン市、◇北中部ゲアン省ビン市、◇同トゥアティエン・フエ省フエ市、◇南中部沿岸地方ダナン市、◇同ビンディン省クイニョン市、◇メコンデルタ地方カントー市などがベトナムの大都市及びメガシティに成長する見通しだという。
ただし、都市化に伴い、職を求めて農村部から都市部に移動する労働者が増えると見込まれ、住宅需要の増加などで生態系のバランスが崩れる可能性もある。こうした問題を解決すべく、合理的な政策の提案が求められている。
なお、都市部の人口は2000年以降急激に増加しており、この傾向は今後も50年以上持続すると予測されている。ベトナムの人口は2025年までに9933万人に上る見込みだ。