建設省は6日、サンドアートの制作・販売を手掛けるフィーロン・サンドアート社(南中部沿岸地方ビントゥアン省ファンティエット市)に対して、サンドアート用カラー砂2tの日本への輸出を認可した。
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輸出する砂は、フィーロン・サンドアートと提携する日系企業が日本で設立するサンドアートクラブでの制作活動に使われるという。
フィーロン・サンドアートは、障害者にサンドアート技術を無料で教授することにより、障害者の雇用を創出し、安定した収入の確保と地域生活を支援している。同社が制作するサンドアート作品の数々は、海外へも輸出されている。
なお、これに先立ち、サンドアート制作技術の特許を有し同社に無料で技術移転を行っている女性工芸家は、同社がこの技術を日本へ売却しようとしていると指摘。技術売却及び砂の販売、日本でのサンドアート制作活動を中止するよう求めた。しかしこれに対して同社は、「日本に売っているのはサンドアートの作品だけ」と強調し、日本への技術売却を否定していた。