5日午前8時4分ごろ、東南部バリア・ブンタウ省から香港までを結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」の切断事故がブンタウ市の沖合いで発生し、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに若干影響が出ている。
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復旧工事の完了時期については見通しが立っていないが、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)、FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)傘下のFPTテレコム(FPT Telecom)、ベトナム軍隊通信グループ(Viettel Group=ベトテル)などAAGを使用している業者は、昨年発生した切断事故以降、陸上の迂回ルートの通信量を拡張するなどの対策をとっているため、今回の事故による影響はこれまでに比べると大きくないようだ。
AAGの切断事故は、2014年の7月と9月に発生しており、7月の事故では、復旧まで2週間を要し、インターネットアクセスに大きな影響を及ぼした。ベトナムまでを結ぶ海底ケーブルは4本あるが、このうちAAGの通信量が最大となっている。