北中部クアンビン省にある世界遺産フォンニャ・ケバン国立公園の代表者はこのほど、新種のアシナシイモリを発見したと発表した。アシナシイモリは、ミミズや蛇に似た外見の両生類。
(C) VNexpress, Ichthyophis chaloensis sp.nov |
発見されたのは、アシナシイモリ目(Gymnophiona)ヌメアシナシイモリ科(Ichthyophiidae)に属するもので、学名は「Ichthyophis chaloensis sp.nov」とされた。2011年に実施された同国立公園の爬虫類・両生類調査で、同省ミンホア郡ホアソン村のチャーロー村落近くの森林のみに生息するアシナシイモリが捕獲され、研究が進められていた。
新種のアシナシイモリは、同国立公園拡張区域の再生林にある小さな渓流沿いの腐葉土の下に生息している。今回の貴重な発見により、フォンニャ・ケバン国立公園に生息する両生類は51種類になった。