科学技術省原子力エネルギー局はこのほど、ベトナムを訪れた国際原子力機関(IAEA)の専門家チームと、「原子力発電所建設総合作業計画(IWP)」に関し、2013年の実施状況評価および2014~2015年の計画について協議した。
2013年はIWPの一環としてIAEAの13の専門家チームが、◇原子力エネルギー法の改正、◇原発案件向けの人材育成、◇原発技術の評価・選定基準、◇原発案件の管理などの問題について、ベトナムを支援した。
2014~2015年のIWPには、「原発建設に関するVIE2012案件」など3つの技術協力案件が含まれる。今後の協力活動は、法整備、人材育成、管理システム、財源、緊急事故対応計画など7つの分野で集中的に行われる予定。
IAEAの専門家チームは、2013年の協力活動が計画通り順調に実施されたと評価。2014年以降もベトナムが引き続き積極的に協力するよう要請すると共に、IAEAとしてベトナムの原発建設を支援していくことを公約した。