東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市人民委員会は27日、今月初めに老衰のため死去したボー・グエン・ザップ将軍の名を冠した道路を設けることを、全国に先駆けて発表した。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
それによると、同市バータンハイ通りのロータリーからコーミー橋までの区間の国道51号線を「ボーグエンザップ通り」と命名する。
道路に人物名を命名する場合、死後10年を経過してから命名するという規則があるが、国民的英雄であるボー・グエン・ザップ将軍については特例として、全国で早期に「ボーグエンザップ通り」を設けることが検討されている。なお、ハノイ市では、ノイバイ国際空港~ニャッタン橋間高速道路が有力と見られている。
ザップ将軍はインドシナ戦争とベトナム戦争でベトナム人民軍を勝利へ導いた希代の戦術家。西側諸国からは「赤いナポレオン」の異名で恐れられ、ベトナム国民からは「救国の英雄」として今なお尊敬を集めている。