ホーチミン市にある国防省傘下の175病院は13日、独シーメンスの最新型磁気共鳴画像法(MRI)装置「MAGNETOM Verio 3T」の設置を記念する式典を行った。この装置が導入されるのは、ホーチミン市の病院では初めて。ベトナムプラスが報じた。
(C)VN Plus, 記念式典の模様 |
シーメンスによると、この最新式装置はMAGNETOMとトータル・イメージング・マトリクス(Tim)、3T(テスラ(磁気密度の単位))の静磁場強度、70センチのオープンボアを融合させたシステムにより、高画質な撮像を可能とし、被検者への負担も軽減できるという。また、175病院のグエン・ホン・ソン院長は、「同装置の導入により、診断の質が向上し、患者の様々なニーズにも対応できる」とコメントした。
なお、175病院は南部地方における国防省の軍事医学研究拠点として1975年5月26日に設立した。病室数は56室で、約200名のスタッフがおり、軍人及び一般市民の治療・収容の他、救急医療、健康指導などを行っている。