ホーチミン市では2013年年初5か月間で2500件以上の刑事犯罪が発生しているが、中でも引ったくり・窃盗が再び増加の兆しを見せているという。1日付VNエクスプレスが報じた。
ホーチミン市で5月31日に開催された2013年年初5か月間の犯罪・社会悪防止に関する会合の中で発表されたデータによると、5月に市内で発生した刑事犯罪は460件で、前年同月比63件増(+16%増)、死者9人、負傷者66人で、被害総額は170億ドン(約8200万円)だった。
中でも減少傾向にあった引ったくり・窃盗が増加しており、引ったくりは前年同月比で+2.24%増、窃盗は同+11%増だった。また、引ったくり・窃盗は刑事犯罪全体の8割を占めているが、検挙率は5割に留まっている。
会合ではこの他、市内で複雑化する売春問題が取り上げられ、特に男性売春の増加を危惧する声が上がった。出席者らは当局に対し、マッサージやカラオケ、理髪店を隠れ蓑にした売春経営の取締りを強化するよう強く求めた。