幼稚園や託児所の施設が安全性に欠けていることが原因で、園児が施設内で怪我したりするケースが相次いでおり、遊具などの安全性を問う声が挙がっている。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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ホーチミン市第2小児病院整形外科のレー・フオック・タン医師によると、幼稚園や託児所での事故により入院した幼児の数は非常に多く、その殆どは遊具で遊んでいる最中の骨折事故だという。タン医師は、「ボールプール、滑り台、ブランコなどあらゆる玩具には怪我などの危険性が潜んでいるが、遊具の下にマットを敷くなど、万がの場合に被害を最小限にするための措置が十分取られていない」と注意を促している。
公立幼稚園の場合、1クラスの人数が40人以上というマンモス校が殆どで、1人当たりの玩具の数が少ないため、園児同士で取り合いの喧嘩になり、相手を怪我させてしまうケースも多いという。また、費用が安く掃除しやすいことから予算が少ない公立幼稚園の教室内の床はタイル張りで、校庭にはセメントが敷き詰められているため、園児が転んだ拍子に骨折する事故が多発している。
一方、私立幼稚園ではクラスの人数が比較的少なく、設備投資も公立校より重視されているが、ロッカーのドアの尖った角に園児がぶつかって怪我をするなどのケースがあり、細部まで注意を配っている幼稚園は殆どないというのが現状となっている。