南部社会科学研究所と日本の昭和女子大学の考古学研究チームはこのほど、南中部クアンナム省ズイスエン郡ズイチュン村で行った発掘調査で、チャンパ王国の王都シンハプラに建設された古城の跡を発見した。9日付ダイドアンケット紙(電子版)が報じた。
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発掘調査は、同村に住むグエン・クアン・ティエンさんの自宅の敷地約300平方メートルを対象に行われ、1.5~1.6メートルの間隔を開けて築かれた壁が発見された。壁はれんが製で、高度な技術で堅固に作られたものだという。また、壊れた状態だが「Kendi」と呼ばれる水注も見つかった。
研究チームの考古学者らは、チャンパ王国の王都シンハプラを防衛するために4~5世紀に建設された城塁の跡だとみている。この古城跡は、ズイスエン郡でこれまでに発掘された遺跡の中で最も古いものとみられている。
※最終更新:2013年3月13日13:49JST