労働傷病兵社会省海外労働管理局によると、現在、海外派遣会社およそ100社が1045件、約1万人分の労働者派遣契約を引き受けているという。そのうち日本、マレーシア、台湾の3か国で全体の8割を占めている。15日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
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旧正月(テト)が明けてから海外への労働者派遣が活発になっており、特に韓国、シンガポールへの労働者派遣需要が目立っている。技能実習生を派遣している交通運輸省傘下のTracimexco社では韓国への実習生数十名を募集している。待遇は、機械や電気・電子分野での就業で月給1100ドル(約10万3000円)。今後は漁業分野への派遣を計画しているという。
同じく労働派遣を行うSovilaco社は、韓国向けに経験あるエンジニア50人を募集、月給は2500万~3500万ドン(約11万5000~16万円)。またSubeco社やSovilaco社は、シンガポールで働くシェフやホテルスタッフを50人募集している。
また、南米のスリナムや東欧のベラルーシなど新しい市場からの労働派遣依頼も来ている。Badimexco社はスリナム向けに月給500ドル~2000ドル(約4万7000~18万8000円)で鉄鋼・溶接分野の労働者93人を募集。ベトナム石油人材サービス社はベラルーシ向けに月給500ドル(約4万7000円)で建設作業員94人を募集している。その他、北アフリカのリビアへ向けて月給700ドル(約6万5800円)で労働者500人の募集もある。
※最終更新:2013年2月22日10:43JST