ホーチミン市チョーライ病院は16日、グエン・タン・ズン首相の参列の下、「チョーライがん・腫瘍センター」の着工式を行った。17日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
面積約1900平方メートルの敷地に、地上12階地下2階の建物を建設する。入院病床数は250床。建設費は約4280億ドン(約17億3000万円)で、国債を財源に充てる。完成は2年後の予定だ。同センターは、がんや腫瘍の早期発見・治療、国内外の研究機関との協力、がん予防戦略の策定、各病院の医師の訓練・人事交流などを行う。
ズン首相は、ベトナムの医療部門はこれまで病院施設の発展と医療レベルの向上に努力してきているが、まだ診療需要に十分応えることができていないとの現状認識を示した。その上で、同センターの建設は国内のがん診療能力の向上や、チョーライ病院やホーチミン市がん・腫瘍センターが現在負っている重荷の軽減に貢献すると期待を示した。
※最終更新:2012年12月19日14:51JST