ホーチミン市労働傷病兵社会局はこのほど、市内で営業するシンガポール系教育機関、◇ベトナム・メリオール・ビジネススクール(MBSベトナム)、◇ベトナム研究教育社(ERC)、◇シンガポールITビジネススクール(SIBME)の3校の事業認可を取り消す方針を明らかにした。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
(C) Tuoitre, 突然の閉鎖で途方にくれるMBSベトナムの学生たち |
11月中旬、同市フーニュアン区にあるMBSベトナムが突如閉鎖され、学生らが説明や学費の返還を求めているが、学校側から何の回答もない状態が続いている。MBSベトナムは、学生に閉鎖を告げたEメールの中で、一部の学科についてはホアセン大学へ編入できると記していた。しかし、同大学に取材したところ、教育プログラムに関する情報交換はあったが、学生受け入れ等に関する契約は交わしていない、とのことだった。
こうした状況を受けて、ホーチミン市労働傷病兵社会局は、MBSベトナムの口座を閉鎖。さらに、現在行方をくらましているシンガポール人校長の出国を停止したほか、問題の早期解決に向けて在ホーチミン・シンガポール総領事館に協力を要請するなどの対策を取っている。