ベトナムでは国民の生活水準の向上に伴い、スーパーマーケットの数が急増した。スーパーは品数豊富でエアコン完備。伝統的な市場のように面倒な値段交渉の必要も無いため、国民に好まれている。今日はそんなベトナムスーパーの日常風景を紹介しよう。バオティントゥックが報じた。
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ベトナム人がスーパーで買い物するようになってから既に20年ほど経過した。スーパーで万引きがあるのは世界共通だが、袋を勝手に破いて、その場でつまみ食いするというのは珍しいだろう。スーパーでは、つまみ食いされて空になった袋を見つけることは難しいことではない。
スーパーには監視カメラが設置されているが、狡猾なつまみ食い犯たちはカメラの死角を見つけて、こっそり頂いている。つまみ食いの行為は子供だけでなく、大人も平然と行っており、親が支払い前のお菓子やヨーグルトを開封して子供に与えている姿も見られる。
ある母親はスーパーで買い物をしているとき、5歳の娘に「お菓子食べちゃってもいい?」と聞かれ、「お金を払っていないから、今は食べちゃだめなの」と答えた。しかし、「でも、どうしてあのお姉ちゃんたちは食べているの?」と聞かれ、返答に困ってしまった。娘が指差した方を見ると、高校生ぐらいの女の子たちがお菓子をつまみ食いしていた。
また、ある女性は母親が子供にソーセージをつまみ食いさせているところを見て注意したところ、「あんたの物じゃないでしょ。何様のつもり?」と言い返されたという。