路面状態悪化のタンロン橋、全面修復に向けてJICAに支援を要請

2012/10/08 08:18 JST配信

 交通運輸省はこのほど、ハノイ市内のホン川(紅河)に架かるタンロン橋の修復工事に、日本の国際協力機構(JICA)からの借入資金を使用することをグエン・タン・ズン首相に提案した。タンロン橋は度重なる修復工事を行ってきたにもかかわらず、路面に複数の亀裂やくぼみができている。3日付ベトストックが報じた。

(C) Vietstock
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 タンロン橋は2009年12月、総額1000億ドン(約3億8200万円)を投じて、大規模な路面修復工事を行った。その後も2010年から2012年8月までに計5回の路面修復工事を行っているが、数か月後にはまた亀裂やくぼみができるということを繰り返してきた。

 交通運輸省のグエン・ホン・チュオン次官は、度重なる路面状態の悪化を建設技術上の問題と認めており、全面的な路面修復工事が必要と判断した。同省は日本の片平エンジニアリングインターナショナルに、タンロン橋修復に向けた調査を依頼。路面状態悪化の原因を特定し、それに基づいて修復計画を作成する方針。

[Dinh Tinh, Vietstock, 14:05(GMT+7), 03/10/2012U]
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