ハノイ市内のホン川(紅河)に架かるタンロン橋は、2009年12月に大規模な修復工事を完了したが、その後これまでに4回も路面の修復工事を行っている。しかし工事しても数か月後には、路面に亀裂やくぼみ・盛り上がりができるといった状態を繰り返している。10日付ティエンフォン紙電子版が報じた。
9日に記者はタンロン橋の路面の多くの個所に、幅3~4センチメートルの亀裂、深さ15センチメートルのくぼみ、高さ15センチメートルの盛り上がりがあるのを確認した。この橋をよく利用するというドライバーは「慣れていないと運転は非常に危険だ。スピードが出ている時や雨の時は特に危ない」と話した。車7台の玉突き事故を目撃したこともあるという。
交通運輸省は2010年に国内外の専門家の意見を取り入れて、輸入した原材料を使って路面修復工事を行ったが、期待した結果は得られていない。
また、ハドン区のダイ川に架かるマイリン橋(国道6号線)は老朽化が激しく危険なため、重量、スピード、車間距離の制限が行われている。