ハノイ市警察と関連部局が23日に開いた同市の年初8か月の交通安全状況を評価する会議で、渋滞緩和を目的とした通勤・通学時間調整制度の効果が確認された。この制度は今年2月にハノイ市の10の区と2つの郡で導入された。23日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
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同市交通運輸局査察部のグエン・ホアン・ザップ部長によると、通勤・通学時間調整と共に公共旅客輸送サービスの調整、交通警察の巡回強化、幹線道路の車線区分などの対策を実施した結果、交通量の集中度が減少し、公共バスの運行がスムーズになったという。
具体的には、◇ラッシュアワーの時間帯が分散し、この時間帯の交通密度が5~15%減少、◇各交通機関の移動所要時間が以前より10~15分短縮、◇交通事故件数・死傷者数が減少、◇激しい渋滞を理由としたバス運休本数が減少、などの効果がみられたとしている。
ただし、一部の小学校の前では父兄が児童の送り迎えをするため、依然として渋滞が生じている。