ハノイ市の10の区と2つの郡で渋滞緩和を目的とした通勤・通学時間調整制度が導入されてから1か月余り。同市人民委員会のグエン・テー・タオ主席は14日、制度導入によりラッシュ時間帯の交通密度は減少したが、夕方の各交差点での渋滞に明確な改善は見られないとの評価を示した。14日付VNエクスプレスが報じた。
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市交通運輸局のグエン・クオック・フン局長は、市中心部のいくつかの幹線道路では渋滞が減少したが、大宇ホテル前交差点、チュオンチン通りとトンタットゥン通りの交差点、レズアン通りとカムティエン通りの交差点などでの渋滞は変化が見られず、新たに渋滞が発生している交差点もあると述べ、原因は制度の対象になっていない公務員や労働者などが多いためと指摘した。
交通大学のクアット・ベト・フン博士は、個人車両数の抑制策としてホーチミン市で提案されている市中心部乗り入れ自動車への課金策をハノイにも導入することを提案した。また市警察のチャン・トゥイ副署長は、幹線道路沿いの10校を超える大学が通学時間調整に応じていないことも交通に影響しているとして、指導の徹底が必要と主張した。