最近、全国各地にある工場の従業員用食堂で食事に対する衛生管理の不行き届きが疑われる事件が相次いでいる。タインニエン紙(電子版)が報じた。
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今月17日、東南部バリア・ブンタウ省チャウドゥック郡の国営農場で働く従業員用の食事にウジ虫が混入しているのが見つかり、食事を提供した業者が残りの約100食を回収するという事態が発生した。
4月には、同タイニン省フオックドン・ボイロイ工業団地に入居する企業から、従業員用の食事から悪臭がするとの連絡を受け、食品安全衛生局が調査したところ、採取した8つのサンプルのうち7つから細菌感染が確認された。
食品価格が高騰する中、企業はコスト削減のため、従業員用の食事費用を削っている。食事を提供する業者は利益を確保するため、消費期限すれすれの食材を利用しており、従業員の栄養補給や健康管理は二の次になっている。
ホーチミン市栄養センターが同市の工業団地で働く労働者400人を対象に実施した食事の栄養に関する調査によると、約30%の従業員が栄養不良状態にあり、貧血の症状が見られる者も19%いたという。