ハノイ市トゥーリエム郡ミーディン地区にある国家会議センター敷地内に建設中の5つ星ホテル「JWマリオット・ハノイ」で2日の午後3時頃、火災が発生した。2日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
同ホテルは建設作業の最終段階にあり、内部には引火性の高い液体や資材などが多数置かれていた。煙は瞬く間にロビー全体に広がり、作業員数百名が慌てて避難する騒ぎになった。
この火災で消防車5台が出動して、消火活動にあたり、約30分後に鎮火が確認された。出火原因は、建設作業中の火花が引火性の高い物質に燃え移ったためと見られている。
同ホテルは、ビテクスコグループが投資主を務める高級ホテル。投資総額2億ドル(約156億3200万円)、規模は9階建て、部屋総数450室。2008年に着工し、2012年中のオープンを予定している。なお、作業員は鎮火後、すぐに作業に戻っていった。