12日朝、ハノイ市の教育実験小中学校の入学申請書類を購入するため、校門前に押し寄せた数百人の父兄らが、鉄の門を押し倒し先を争って学校の敷地内になだれ込む事態となった。13日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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学校側は12日午前6時から整理券を配布すると告知していたが、前夜から徹夜で並ぶ人も多かった。この混乱を受けて、学校側は整理券の配布を翌朝に延期すると発表した。混乱の一因は、学校側が今年の小学1年生の入学者数を例年の180人から140人に減らし、申請書類の販売数を制限すると発表したことにもある。父兄らの競争意識をあおった形になった。
13日朝は警察官も配置され、前日のような混乱にはならなかったが、やはり校門前に数百人が詰め掛けた。午前7時までに用意された書類350部は全て売り切れた。100人以上の父兄が書類の追加販売を求めたが認められなかったもようだ。学校側は、来年から別の販売方法を考えるとしている。