ホーチミン市中心街は、常に多くの買い物客や観光客が集中している。そのため、この地区の安全秩序を維持する目的で巡回する当局の制服姿が目立っている。20日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
(C)Thanh nien,Giang Phuong |
週末に1区のベンタイン市場や4月30日公園の周辺を巡ってみると、人民軍、交通警察、青年奉仕隊、建設監査隊、民間防衛隊などの様々な色の制服が目に付く。ただし、一般人にはどの制服がどの機関のものかは分からない。
交差点で交通整理をする緑の制服を着た青年奉仕隊が交通警察の一種だと思っている人は、彼らがなぜ交通違反を見逃すのかと疑問に感じている。また、通りに制服姿があふれているのに、なぜ引ったくりや行商人のつきまといなどがなくならないのかと不満を持つ人も多い。
同市内務局のレ・ホアイ・チュン副局長は、人々の意識が高まれば将来こうした光景はなくなるだろうとしているが、様々な違反の取り締まりや観光客の案内・保護などを1つの機関が受け持つのはあまり現実的ではない。1区人民委員会のファム・タイン・キエン副主席は「各部局の意見を聞いてよく検討する必要がある」と話している。