ハノイ市人民委員会は24日に行った「2030年までのハノイ市における社会経済開発計画および2050年までのビジョン」に関する会議において、今後、市内中心部での高層ビル建設案件の新規認可をしない方針を明らかにした。24日付カフェエフが報じた。
今回の決定は、市内中心部における無計画な建設ラッシュが交通渋滞を悪化させる要因になっているという専門家や市民らの声を受けたもの。今後は、大学や病院、行政機関の建物、工場などの郊外への移転を推進し、移転後の跡地に緑地公園や文化施設などを建設する計画だという。
また、同市は市民に対しても郊外への住居移転を推奨しており、これを実現するため、市内中心部と郊外を結ぶ交通インフラの改善に注力している。