東南部タイニン省チャウタイン郡ドンコイ村在住のレ・ティ・ゴック・ザウさん(女性:23歳)はこのほど、4本腕の新生児を出産した。27日付ザンベトが報じた。
ザウさんは妊娠5か月のとき、ホーチミン市のトゥーズー病院で検診を受けた際、胎児の片足に発展の遅れが見られたことから中絶を薦められた。しかし、他に異常が見つからなかったため出産を希望した。ところが、生まれてきた新生児の腹部には2本の小さな腕が付いていた。
ザウさんの父親はベトナム戦争時代、解放軍に参加しており、枯葉剤の散布地域で活動していた。ザウさんの兄も枯葉剤被害者に認定されており、新生児は第3次世代の枯葉剤被害者である可能性が高いと見られている。なお、ファップルアット紙は新生児が腹部についた腕の除去手術を受けられるよう寄付金を募っている。